Safari ブラウザ革命とInternetExprorerの功罪
Safari 3.1 Windows版がリリースされたわけですが、これは単にブラウザが1種類増えたというわけではなく、Web業界全体に大きな躍進をもたらす革命と言える。
2008-03-24 00:18:48
参考の画像を見て頂ければわかるとおり、ブラウザ毎にWebサイトは見え方がまったく違う(無論それに併せて試行錯誤するのがWebデザイナーの宿命なのだが)。
Macユーザから見ればWindowsのMicrosoft Internet ExplorerでレンダリングされたWebサイトは見るに耐えないほど汚い。貧弱なMSゴシックで装飾されたWebサイトは、どれだけWebデザイナーが苦労しても補いきれないほど汚いものだ。
だが、Internet ExplorerはWeb業界を牽引してきた功績がある。いや、それは功績と言って良いのか。別な視点から見ればWeb業界の進化を止めた悪しき存在とも捉えることができる。しかしWebの普及という観点から見れば確かにInternet Explorerの存在は欠かすことができなかったと言える。
Windows自体がフォントに対するプライオリティの低さからデザイナーに敬遠されているのは周知の事実であるが、普及率90%以上のOSにおいてコレほどまでに醜いフォントとレンダリングを実装したInternet Explorerを使用している人間が全世界で80%以上いることはとても悲しい現実である。
しかしながら、ついにリリースされたWindows版Safariの登場によってWindowsのWebに対する意識は180度変わるといっていい。いままで見てきたWebサイトたちがあたかもリニューアルしたかのようにキレイで鮮明に見えるのだ!そのSafariという無料のブラウザをインストールするだけで!!
参考の画像を見ていただきたい。現在制作中のプログラム画面であるが、同じ画面とは思えないほど三者三様の見え方なのだ。プラットフォーム間での描画の差異については遡ること10年以上前からWebデザイナーを苦しめてきたが、もうこれを機にInternet Explorerは無くなっていいんじゃないかと思う。Safariの美しさの前ではFirefoxすら薄汚れた女狐に見えるだろう。
さぁ、Internet Explorerでこの画面を見ている人はすぐにSafariをインストールすることをおすすめする。きっと気に入ってもらえるはずだ。